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まず喪主を決め、次に葬儀委員長を決めます。遺族の悲しみを代表する喪主が、葬儀社との打合せなどにバタバタと動き回っているかわにはいきませんから、雑事や葬儀の進行などは葬儀委員長にまかせます。
僧侶に枕経に来てもらう場合は、菩提寺への連絡を早急にする必要があります。市町村区役所に「死亡診断書」と届人の印鑑を持参し、「死亡届」を 提出します。そのとき同時に「死体火葬許可申請書」をもらいます。なお、法律によって、死後24時間以上たたないと火葬など 死体の処理はできません。逆に、遺族が海外にいるなどの理由で遺体をドライアイスでしばらく保存するということもありますが、 死亡届は7日以内に役所に届けなければなりません。
火葬場と打ち合わせて火葬の時刻を決め、(通常は葬儀社が行う)、また 菩提寺の住職の都合も確認して通夜・葬儀の日取・告別式・出棺の時刻を決定します。
ふつう葬儀は通夜の翌日におこなわれますが、その日が友引だと火葬場が休みになるため、通夜が二夜になる場合もあります。
その場合は一日目が仮通夜、二日目が本通夜になります。
社会的に知名度が高く大勢の人の会葬が予想される場合には身内だけで遺体を荼毘に付すための葬儀を行い、日を置いて正式な 葬儀法要を行うこともあります。 前者を密葬、後者を本葬といいます。 なお。おあとになってのトラブルを防ぐためにも、喪主と葬儀委員長の二人で菩提寺に行き、戒名(法名)の形式やそれに対する布施の額を相談 しておくとよいでしょう。また、菩提寺が遠隔地にあるためとりあえず葬儀社の手配した 僧侶に葬儀を依頼する場合でも、戒名は菩提寺からもらうようにします。そうしないと、あとで戒名の付け直しといった事態にもなります。 通夜の始まるまでに遺影を引き伸ばしに出し、額縁に入れます。 |
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